このレビューはネタバレを含みます
結構おもしろかった。けど、かなり沈む・・・・・・。
あんなに悲しい交わりがあるなんて。「この温もりに包まれるのは今日が最後かもしれない」って思いながら抱き合う気持ち。想像したら泣きそうになる。こんな残酷なことってある・・・?
佐藤健の剣心を観た時、「こんなに気持ちの乗ったアクションは観たことない」って思って泣けたけど、今日は「こんなに気持ちの乗ったベッドシーンは観たことない」って思って苦しかった。
笑わない男の恋愛。好きな女にだけ見せる顔。寡黙な男と付き合ったことないからシンプルにそれだけでドキドキした。
病気でなければ鞍田を選ぶ決心はしなかったかもしれない。娘や旦那さんはかわいそうだけど、主人公が愛に生きて自分らしくいられるなら私はこの人生を応援したい。
溺れるほど好きになれる人って滅多に出会えないし、たぶんそんな恋を知らないまま結婚する人もいる。その上相手も同じ温度で自分を好きになってくれるなんてそんなの奇跡だから。その奇跡、しっかり掴んでほしい。
しかしながら、一番好きなシーンは
「やるならちゃんとして」
「お前、意外とエロいな」
たまらんんんんんんん。
時系列がややわかりづらいのが難点。