ここ数年で観た映画の中でも1、2を争うくらいイライラしました…。俳優さんらが嫌いなわけではないんだけど、何故ここまでイライラしたか。
①主人公が夫とちゃんと話そうとしない
夫だけじゃなく皆にそうなんだけど、とにかく主人公が自己完結してばかりで対話をしようとしない。元恋人とも、思わせぶりな会話が多く、深いようで浅いやりとりしかしていない。
②元恋人の性格や良さ、何故好きになったかなど背景がよくわからない。妻夫木君の無駄遣い。逆も然り。
③主人公が元恋人に敬語
一番好きで、しかも寝た人に対して敬語というのが違和感ありすぎる。人と対等になることをせず、受け身でいる主人公の狡さが表れているようで終始嫌だった。
……と、とにかく主人公の性格がわたしには合いませんでした。同じテーマの「昼顔」は大好きだったので自分でもびっくりした。昼顔の主人公の方がまだ、好きな人以外にも真っ直ぐにぶつかって真摯だったし、情があったように受け取れたので。
風景や雰囲気でも褒めようかなと思ったけど、それなら「ポンヌフの恋人」とか、フランス映画を観るしなぁ…と。
海街で良い演技だった夏帆が苦手になる作品でした…。