なっすん

マトリックス レザレクションズのなっすんのレビュー・感想・評価

3.4
―心を解き放て―

【あらすじ】
前作「マトリックス:レボリューションズ」にて、機械との戦争の末に命を落としたネオだったが、再び仮想現実“マトリックス”と思われる世界で、“トーマス・A・アンダーソン”てして日々を過ごしていた。
戦争、仮想現実、その他の過去の記憶と今の日常が混乱し、精神的に悩まされるネオ。しかし、自身の前に姿を現したモーフィアスによって覚醒することとなる―――


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テレビの特集で「過去作のファンのかたも、一見さんも楽しめる作品となってます!」とか言ってましたが、
これは確実に過去3作品を見ていないとダメな内容ですね。マトリックスシリーズのオマージュや、メタ発言、昔と今の世界の変化や、過去登場キャラクターなど、過去作が好きだった人はある程度楽しめる内容ではあるものの、賛否別れるストーリーだったことも事実。

リローデッドはアクションシーンがかなり多く、設定が理解できなくても視覚的に楽しめる内容に仕上がっていた印象。対して今回は、リローデッドやレボリューションズのネオ無双よりも、1作目の雰囲気に近い構成。
詳しい用語や世界観が小難しいのは今回も同じ。
そういう所も含めて一見さんは置いてきぼりになるでしょう。。。

キャストのカムバックが中途半端なのが残念で、ストーリー上では違和感がないように設定を加えていたけれども、ああいうスミスの扱いをするならせめてヒューゴウィービングは戻ってきてほしかったなあと。

ネオとトリニティのとんでも設定とかよくわからないものも多い内容でしたが、ちゃんとその辺を掘り下げた続編は待ってます。
なっすん

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