記録。
混ぜるな危険。
つくづく不思議だ。
何故僕は性懲りも無くニコラス・ケイジの映画を観てしまうんだろう。
特に近作はフィルマの平均スコアが2点代のものが目立ち、実際出来の悪い作品が大半だ。地雷である事は分かりきってるようなもんなのに、何故かニコケイが主演してるってだけで手が伸びてしまう自分がいる。これは何かの呪いだろうか…。
そんな心配事は一旦置いておいて、ニコケイとローレンス・フィッシュバーン共演のクライムドラマである本作を観て”しまった”ので何らかの記録は残しておこうと思う。
とりあえずジャケ写の2人の面構えを見て頂きたい。実に勇ましいではないか。そして獲物と書いて(コカイン)と読ませるセンスがまた素敵だ。きっと麻薬密売組織を追い詰める正義漢たちのバディムービーなんだろう、そう思ってたらお前らが悪党なのかよ…。
ネタバレでもなんでもないですよ?ハナからドラッグの関係者として登場するんだから。2人のせいじゃないのは承知の上で言わせて下さい。なんであんな顔してジャケに写れるんだよ(笑)
ジャケ写をここまでイジったってことでお察しなんですが、内容については特に書くこと思いつかない。言うなれば”無味”でした。
大事な売り物のコカインに何かが混ぜられてるってことで激おこな組織のボスに監視を命じられたニコケイ。生産地コロンビアから物(ブツ)流の流れを追い、何処で誰が不届きを働いているのかを調査するお話。
ニコケイとフィッシュバーンに加え、組織のボス役でバリー・ペッパーとキャストはやけに豪華。彼らのギャラでお金が尽きたのかは知らないが、燃え上がる炎の合成なんかは失笑レベルで安い。物語としては起伏に乏しく、ドラッグがどのようにして運ばれて価値が上がっていくのかというネトフリのドキュメンタリーにありそうな内容にコレじゃない感を禁じ得ない。
まぁ、思ったよりは良かったという意見もあるので、ニコケイ愛に溢れる方ならトライしてもイイかも。出番多くないんですけどね。