Sasada

アボカドの固さのSasadaのレビュー・感想・評価

アボカドの固さ(2019年製作の映画)
3.0
ユーロスペースの「1日1回21時枠」の作品

前原瑞樹の実体験を、自らが主演と脚本を務めて映画化したものらしい。

5年付き合っていた「しみちゃん」に振られた前原くんがそれを受け入れられず、どうやって復縁しようかと悩むお話なのだけれど。

“何が悪いの?全部直すから言って”
ってすがる時点でもうこの2人は恋愛関係としては破綻してると気づけない感じがあまり受け付けない。

その一方でしみちゃんのことを本当に好きなようにも見えず、ただただ誰かとセックスしたいのかなーとも。

しみちゃんへの執着を1人で悶々と消化するならまだしも、通りすがりの花屋やら飲み友達やら仕事仲間まで巻き込むのも面倒。

誰か1人を大切に思うことは、その他大勢をぞんざいに扱うことを正当化しないよ。
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