おばけの作品情報・感想・評価

おばけ2019年製作の映画)

上映日:2020年07月11日

製作国:

上映時間:60分

3.7

あらすじ

「おばけ」に投稿された感想・評価

『船』や『風船』は観ていたが、残念ながら好みにあわず、変わった作風の監督だなあと思っていたが、本作ではその超内向的映画制作を題材にしたメタ的手法によって、不思議な感動を醸成していた。
「PFFアワード2019」のグランプリを受賞しているようだが、手法的には一度きりの反則技なので次作がたいへんそう。
Twitterでの宣伝につられて鑑賞しました。
初めて観る、中尾広道監督作品。このコロナ禍に、監督が映画館での上映を望んで、今回実現されたというのが納得。
本当に映画が好きな人が撮った作品なんだということが伝わってきて、嬉しくなりました。

ーと、それだけでは済ませることが出来ないです。作品内では、監督の家計問題などにも触れていて、現実を突きつけられます。もちろん、それでも自分の作りたい映像にこだわる監督の、静かながらに熱い姿勢が際立つのですが。

他の人もコメントしているように、ビーズなどの小道具で表現した、星のきらめく宇宙の世界観と、宇宙人(?)2人組が可愛らしく、いい味を出しています。(なんで、"おばけ"なのかな、と思いますが。そんな可愛らしさも含めてこの言い回しなのかな?)

僕自身は、金属バットを知らなかったのですが、元から知っていてこの映画を見たらそりゃそこのウエイトが大きくなるよなというくらい、心地よい語り口でしたね。
(鑑賞は1ヶ月前です…)
そんなつもりじゃなかったのに、次の日に響きそうなくらいに泣いた。映画をずっと作り続けてくれよ中尾監督。

宇宙人の声を金属バットが。この宇宙人が映画が好きで映画監督にもなれない男・中尾にあれやこれや言うという出だし。金属バットらしいゆるい関西弁の会話(もちろんこれは脚本なのだけど)がメタ構造になっているというおもしろさ。

諦めても諦めても映画を作り続けてしまう。どうしようもない人なんだろうな、この映画を作った人は。この映画の全てが愛しかった。
ポスターや題材が素敵な感じだったので、見てきました。PFFの応募作品群の中では目立ちそうだなあ、と思う。あと、映画作りは一人じゃできないけど作りたくてしかたなくて、でもコミュ障で苦しんでる、って人にはひとつの手法の提示にはなるかも。ドキュメンタリーとして観ると、自主映画作ってきた人は、貧乏暮らしの中で自分の道を追求していくこと、とか、共感できるのかも。いずれにしろ、すごく内向的。
なんだろう、自分は、PFFに選ばれるような「自主映画の中では創意工夫に満ち溢れてる作品」みたいなものを見たいとは思ってないのかも。(貧乏暮らしやルサンチマン臭がすると特に。その要素が強すぎると独りよがりな作品になりがち。)うーん、単純に、お話の運びが好きじゃなかったのかなあ。子どもを使えば良さそうに見えるだろと言いたげな感じとか、最後の歌でいい感じにまとめてくる感じとか(まとまってないのにさ)、なんだかんだナレーションで、俺のことほめてほめてなメタ視点がきついっていうか。。社会性がない感じが一番やばいのかも。。(バイトしてたり、子供あやしてても、そこで大して社会性感じないよ?子育てとかもめっちゃふわっとしてるし。ナレーションで、しっかり働き始めた、みたいに処理してたけどさあ。だから、なんなんだい?ちゃんと働きながら、映画作ってる人なんて、たくさんいるだろ?クズ、って自分でツッコミ入れてたけど、なんかもやっとしてしまったなあー。奥さんの心のうちまで見たいわー。まあそこまでいくと、ファンタジーじゃなくなっちゃうけどな。)
うーん、好みの問題かもしれん。銀河鉄道の夜、という題材を、もっと違うふうに使えるんじゃないか、とか。それ自体にオリジナリティはなかった。従来のイメージをそのまま使った感じにしか見えず。アニメ映画の「銀河鉄道の夜」見たばかりだと余計に。ビーズ使ったりのアニメ表現の感じは悪くないんだけど。

韓国映画の「はちどり」を観ると、わくわくして映画作りたくなる。でも、今作はならない。それはなぜなのか考えてみようかな。(経済的な問題?)

余談だけど、自分も、映像制作を学校で勉強していて、でも、集団で何かやるのが苦手すぎて、(基本チームワーク作業の)劇映画コースなんてムリッ!ってなって、すごい消極的に、ドキュメンタリーコースを選んだ経緯があるんですよ。。だから、なんか、見てて、どうも苦かったんです。。どうにか一人で撮れないか、ってトライしたシーンが、自分の時のそれととても似ていて。。最終的に、こういうまとめ方があったのかあ、へえー、PFFグランプリまでいくんだあ、とは思ったものの、面白いっ!とはなんなくて。。

やっぱり、めっちゃ内向的だと「いい映画」には向かわないんじゃない?ってのが自分の感想です。。映画じゃないモノづくりなら、ありかもね。小説とかね。あ、でも、アニメに絞るならアリかも?

面白いかどうかじゃなくて、作る大変さに賞をあげたのかな、と思った。

ごめんなさい。肌に合わなかったです。
一

一の感想・評価

-
映画に包み込めない感覚はないんだと嬉しくなる
自主映画にはこういう個人的なものを突き詰めている方が引き込まれる

手作りのアナログ感と実写のスピ感
子供の頃NHKの子供番組を見ていた感覚に近い
なんならホームビテオを映画にしたというか…

綺麗さや素晴らしさの捉え方
日常と心の中の大事にしている部分への気持ちが丁寧に伝わってくるし現世での葛藤も重なるものがあるので良いと思う

映画を作り続けてほしい
2020.8.30
ポレポレ東中野
ポレポレ東中野でみた
中尾監督は肌に合わない。

これもひとつの映画、なのだろう。

うどん、関西弁、、

小道具のちまちました世界観はよかった。

このレビューはネタバレを含みます

金属バットのお2人の声に笑わされる!
ずっとアートで目に良い!
でももっと物語性のある映画の方が好きです!

このレビューはネタバレを含みます

映画撮り撮りメタ映画。

受け取り方が人によってだいぶ変わる気がします。
僕は、中尾さんが家族の為に映画を諦めたけど、ラスト10分でやっぱりカメラを回してるがシーンが出てきて、やっぱり諦められない→執念が強い→おばけって事なのかな?と思いました。
何か創作意欲を掻き立てられるような素敵な映画
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