ちゅにちゃん

君といた108日のちゅにちゃんのレビュー・感想・評価

君といた108日(2020年製作の映画)
3.3
歌手を目指して地方から大学に入学した主人公が、大学のコンサートで見かけた女学生に一目惚れ。彼女と付き合う事になるものの、彼女は進行性のがんを患っており余命わずか。自らの愛を貫くために結婚。彼女と共に過ごした108日間を描いた実話。主人公と彼女の心の支えは強い信仰。人生に与えられた試練を乗り越える為に神に祈る。しかし、神は何も聞き入れてはくれない。絶望感を味わいながらも、なおも神を信じて試練を乗り越えようとする姿はとても素晴らしい。70年代の米の人気ドラマに「大草原の小さな家」がある。日曜には家族で教会に行き、試練があれば皆で祈る。本作は「大草原の小さな家」を彷彿とさせる、信仰と絆を中心とした古き良きアメリカ社会を見事に描いた作品だった。