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ジェクシー! スマホを変えただけなのにのkuuのレビュー・感想・評価

3.3
『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』
原題 Jexi. 映倫区分PG12.
製作年2019年。上映時間84分。

監督、脚本は『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』の脚本家コンビ、ジョン・ルーカスとスコット・ムーア。人気コメディアンのアダム・ディバインがフィル役を演じるほか、アレクサンドラ・シップ、マイケル・ペーニャらが脇を固める。ジェクシーの声は『ピーターラビット』シリーズのローズ・バーンが担当。
スマホに搭載されたある機能により、スマホにストーキングされてしまう男を描いたアメリカンコメディ。
本作品のタイトルは初め『Lexi』としたそいやけど、製作側がそのタイトルを明確にするには法的な問題があったそうで、撮影初日にアダム・デバインが、Lexiの "L "を "J "に変えることを提案し、Jexiというタイトルになったそうっす。どうでも良い話ですが。

※お子さんと視聴するのはオススメできません。
下ネタ、クソネタがよく出てきますので。

ガキの頃からスマホ依存症で、パートナーもダチもいないフィルが、スマホを機種変更した。
新しいスマホにはすべての個人情報を把握し、生活すべてをコーチングする機能『ジェクシー』が搭載。
うだつの上がらないフィルの生活の全てを一方的にコーチングするジェクシーに、フィルは振り回されよるが、やがてジェクシーのおかげで恋人ができ、生活は劇的に変化していく。
しか~し、ジェフにパートナーができた途端に嫉妬に狂ったジェクシーが豹変する。。。

今後、近い将来、現在移行しつつある5Gから6Gへの移行必ずなる。
1Gから2G、2Gから3G、そして3Gから4Gは、約10年間隔で移って数年で変わって使えもしなくなる。
(NTTドコモが3G通信サービス『FOMA(フォーマ)』を2026年3月末をもって終了、au(KDDIと沖縄セルラー電話)は2022年3月末に、ソフトバンクは2024年1月下旬に3G通信サービスを終了。)
そのセオリー通り行くなら6G世界は2035年には少なくとも到来して当たり前に使ってることになる。
今後、現状と比べもんにならんくらいの通信容量が拡大し通信も高速化して便利な反面、犯罪も手際よくなっちまう。
6G世界は、通信に必要なモジュール(構成要素)があらゆるものに溶け込むため、人々がバックグラウンドでの通信を意識することなく情報処理が行われるようになると考えられてる。
また、これまで一般的に利用できなかったサービスの実現も期待できるんやろな。
例えば、米マイクロソフトが開発中のテレポーテーションをしたかのような体験ができる”Holoportaion”(遠隔地にいる人を、3D映像として別の場所へ移動させる技術)がより現実味を帯びてくる。
この技術は、必要とする通信量が多く4Gでは実現不可能やし、5Gの活用が期待される。
更にきめの細かい3D映像を利用したコミュニケーション、つまり遠くにいる人があたかも目の前にいるような状況を今以上の3D映像で実現するには、より高速かつ低遅延の通信が必要になる。
6G通信が実現すると、16Kの3D映像も高速で通信できるため、直接対面して話す場合の解像度に近づいてくる。
6Gは、このようなコミュニケーションツールだけじゃなく、リアルタイムオンラインゲームにも活用される。
映画好きにはタマラン喜ばしい未来。
高解像度の3D映像をリアルタイムで送信することで、SF映画のようにネット上のもう一つの仮想世界を体験できる。
今後16Kに代表される高解像度の映像が、触覚情報とともに高速低遅延で通信することが可能になると、例えば、医療分野では、遠隔治療・診察等への活用など、6G活用の可能性が広がり、さまざまな用途が生まれてくるのちゃうかな。
こんなことは表向きのことで、小生は、裏にはきっとエロ(性的なもの)の原動力がかなりのウェートをしめてあると思う。
人の秘め事を覗きたいってことや、本人がその体験(あくまでもリアルな欲求としてはあるけど、当初は疑似体験)から、劇場でのストリップがあり、そこからピンク映画に、そして、AV(アダルトビデオ)になりそれがバーチャルリアリティと映像業界もエロティシズムが進化を担った一つのように。
コンピューター科学もまた、エロティシズムの欲求と云うモンがコンピューター科学の進化の要因の一つやと云える。
エロのゴール・究極体てのは
『人間の欲求を満たす、人間に限りなく近いロボット』なら、6Gの世界は限りなくそのエロのゴールに近いし、その奥底に眠るエロティシズムの探求こそが、コンピューターの進化の原動力の一つとなってるんやと小生は考えます。
また、そうなれば、生身のパートナーの存在価値(失礼ながら🙇‍♂️)は生殖でしかないようになるかもしれない。
現在でもパートナーは欲しいけど煩わしい事が嫌だからと独身が進んでる。
そうなったら少子化は進み、嗚呼世界はぁ~。

今作品は↑こないな話とは全くもって違いますが、コンピューターの進化の過程では、やはり今作品のような事件(作品は珍事件やけど)や事故は繰り返されるかなぁと思います。

今作品はラブコメ映画の中でも、メチャクチャ面白くなる可能性もあったが、結局この映画のジョークやユーモアは短い上映時間の中では活かされなかったんもあるのが残念やった。
コンセプトは、怖さと面白さを同時に実現できるモンやと思うのに怖さがイマイチやったかな、主人公にキツイ天罰も落ちないしかな。
今や誰もがスマホやスマートデバイスを日常的に使用してる。
数分後には、人々は常にスマホを使い、依存している。
AlexaやSiriみたいなアイデアは、生活をより良くしようとするソフトウェアで、主人公のフィルの使い方の場合はもっとも良くない一つかな。
フィルはいつも携帯電話に依存していて、ガキの頃から携帯電話で簡単なゲームをしていた。
大人になってからは、ほとんどの時間を一人で過ごしていて、アプリの会社で働き、一人で家に帰り、Siriを使って食べ物を注文したり、Netflixを開いたりしている。
しかし、ケイト(アレクサンドラ・シップ)に出会い、誤って携帯電話を落として壊しちまう。
彼は彼女に恋をしたが、話をするのは苦手ときた。
彼はジェクシーを搭載した新しいスマホを手に入れる。
これは、皮肉気味AI搭載スマホで、フィルをからかったり、彼の悲しい人生を笑ったりする。
ジェクシは、彼女のケイトのために彼女を無視するフィルに腹を立てながら、彼の人生をより良いものにしようとはする。
コンセプトやプロットは楽しくて面白いものやのに退屈になることがしばしばあったかな。
アダム・デヴァインは演技が巧いし、面白い俳優やけど、今回の彼のキャラの口から出るユーモアは、嵌まれば嵌まるんやけど、コメディになれた方には使い古されていて、スタイリッシュさがないと感じるかもしれません。
せやし、好き嫌いは大きく分れるかな。
もう少しスタイリッシュな演出やったら小生個人的にはド・嵌まりしてたと思います。
ケイト役のアレクサンドラ・シップはなかなか良かったのを踏まえボチボチのコメディでした。
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