観られる機会をことごとく逃してきて一度も観られずにいてようやく劇場で。
これは元々ドラマだったんですよね?ドキュメンタリーかな、というくらいのまさにそこにある近衛寮に見入ってしまいました。はじめちょっと、四畳半神話体系の実写かという位の異次元感。
いろいろな今の現状に当てはまりながら考えさせられる場面も多く、また、自分の中に燻っている吐き出せない想いみたいなものとリンクする部分もあって、ちょっと簡単に感想は言い表せないですが、何かを守るためにする意思表示が、同じ方向を向いている人達の中でも統率がとれていなかったり、内側と外側との見解の違いたったり、何に抗っているのか分からなくなったり、こうやって考えていてもなんだか分からないけど、ただ、大切なものを守るのって難しいなぁ、というなんだか薄っぺらい事しか言えない自分が嫌になりますね…
そして、映画館の灯を消しちゃいけない。っていう想いもリンクしながら、客席に私ともう一人だけの映画館で観てきました。
明日か明後日は、深谷シネマに「his」を観に行こうかな、と思います。
頑張れるところまで頑張って。という、あの言葉はどこか救われる気持ちになる気がしました。
そして、ドレッドまとめあげてのお茶のシーンがすごく染みました。