ピッコロ

ショーリールのピッコロのレビュー・感想・評価

ショーリール(2014年製作の映画)
3.5
水曜日は、短編映画の日。

空想好きの主人公。
お掃除しながら、あらゆる空想を繰り返す。
ゾンビやモンスターが襲ってきて、銃をぶっ放す。
時には、ライトセーバーを、ぶんぶん振り回すことも。
やがて、空想好きはエスカレートしていき、目の前にカメラ。
自分が女優になった空想をし、別人に成り変わっていく・・・。

自分も空想の世界では、英雄だ。
何度、世界を救ったことか?
自分に惚れたお姫様は、数知れず。
左手にギター型マシンガン、右手にライトセーバー。
右足に未来の靴(自動調節つき)、左足にペンギンブーツ。
バットマンのアーマーを着こなし、スーパーマンのマント。
真っ黒なサングラスに、カウボーイハット。
空だって飛べちゃうぞ!

自分の人生に自信が持てない。
なら、いっそ別人に成りたい。
まるで、俳優さんみたいに、日々、別の役に生まれ変わっていく。
赤の他人になれれば、どんなに楽なことか?
あの愛すべきヒーローになったと思えば、少しだけ勇気が湧いてくる。

ここで、レビューを毎日書くことも、ある意味、空想。
空想を、何も気にせず好き勝手に書いている。
そんな自分は、普段はとっても大人しくて、か弱い男の子なのよ。
と見せかけて、実は女の子かもしれない。
普段とは違った自分が、キーボードをタタタンと打ち続ける。

これからも、ここで永遠に自分勝手な空想を書き連ねていきたい。
ピッコロ

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