アダム・ドライバー主演。
昨年(2022年)彼目当て鑑賞。
9・11同時多発テロ事件後、
CIAが行っていた拷問に関する実態を調査した報告書に関する実話をもとに描いた社会派作品。
字幕(台詞)の量、情報量の多さに
加えテンション重めとあって、
実は一気見ができず、
小分けに3日かけて鑑賞。
やはり実話とあって特に後半、
隠蔽の事実が明白にされていく過程
はエンタメ性も高く見応えのある
作品だった。
戦争の闇。
情報を手に入れるため、
CIAは「強化尋問プログラム」と称し
人間の精神を壊し、身体を痛めつけ
死に追いやるほど拷問を強いていた。
これって、もう任務を達成するため
じゃなく、人間としてヤバい感覚が
覚醒してるんじゃないかと思う。
しかもこの事実をアメリカ国民に
ひた隠しにしていた。
人間が人間を殺して心が病んでしまう
方が人としてはきっとまともな感覚だと思う。
やられたらやり返す?
核は核で?
エライやつは命令するだけ、
死ぬのは武器を持たされた人。
戦争はただの殺し合い。
不毛だ。