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ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画のspitfireのレビュー・感想・評価

4.0
宇宙開発は国の威信がかかったプロジェクトであり、それはインドでも例に漏れず。インドが初めての火星探査機を飛ばす映画ですが、同時に女性のエンパワーメントが主題でもあります。家庭と仕事、またはインドでの女性にまつわる諸問題が様々な角度で描かれる。お父ちゃんは強権的だし、息子はイスラム教に改宗したいと言うし。痴漢は出るし、クソ男には事欠かないし。そんな課題をテンポよく爽やかな画作りで跳ね除けていく、新年一発目から景気のいい映画でした。
宇宙開発SFとして見るにはあまりにテンポよく技術的問題が解決されていくフシがあり、ドエンタメとして飲み込む他ない感じはあります。ま、エンタメなればそれもまた良しでしょう。

あと余談ですが、シフトレバーと間違えて助手席の股間触るやつ、ネタではよく聞くけど実際に見たのはこれが初めてです。マジかよ~。
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