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長沙里9.15のTAMUのレビュー・感想・評価

長沙里9.15(2019年製作の映画)
3.3
こちら今日から公開ということもあり、全席完売。そんなこともあろうかと予約していたので個人的に問題ないが、座席はひと席づつ空けるので、半分埋まる状態。残念。もったいない…

SHINeeチェ・ミノのファンが多いと予想していたが、意外と私のようなおじさん多数。ミノペンどこ行った💦

それはそうと本作、仁川上陸作戦の裏で行われた、もう一つの知られざる上陸作戦の話。
平均年齢17歳の学徒兵を中心とした遊撃隊が、長沙上陸作戦に挑む。

のだが、奪還に臨む船の中から、ありがちなキャスト紹介と緊迫感の乏しい描写。
学生たちが食うや食わずの顔してない。今っぽいというか、血色が良いというか。
結果、死と隣り合わせになっている恐怖があまり伝わってこない。

また、どっかの映画で見たようなドラマが積み重ねられ、あまり気持ちが入っていかない。

特に食欲旺盛な太った学生とか、自らの意思で参加したという女子とか、キャラが先に立ってしまい、全体が嘘くさいというか。

隊を率いるキム・ミョンミンの視点、女性記者役のミーガン・フォックスの視点、そして学生たちの視点と多角的に作戦を捉えてみたものの焦点がぼやけてしまった印象。

まぁ、ラストはグッと来た。ミノはいい仕事した。

このような歴史的事象があり、学生たちが制服で学帽被って銃を撃ちまくる姿は衝撃的ではある。しかし、『ブラザーフッド』、『高地戦』と素晴らしい過去作を見返したくなってしまう一作w
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