ニナ

街の上でのニナのネタバレレビュー・内容・結末

街の上で(2019年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

コロナ前に前売り券を購入し、待ちに待った鑑賞。


なんだか前から知っていたような、既視感があってふわふわと心地よかった。

特別なことが起きるわけじゃないけれど、下北沢という街の上でだからこその良さがたくさんあった。
古着屋さん、ライブハウス、古本屋さんだったり…

自分にとって当たり障りのない日常が、この映画みたいに知らない人から見たらもしかしたらちょっとくらい面白かったりするのかな。


誰かを想ったり、誰かに想われたりするのってなんで素敵なことなんだろう…って今泉監督の映画を観るたびに思うけれど、今回もすごく思った。

みんな拗らせてる、のにみんな愛おしい。

私にとって、下北は思い入れのある街だからこそ人との交わりが余計に温かく感じた。
下北って1人で歩いてても1人じゃないように感じたりするときがあるよなあ…

個人的に、古本屋さんの留守電で
「古書ビビビの〜…」って言ってたのが宇宙人みたいで可愛いなと思った。
ニナ

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