旅するランナー

街の上での旅するランナーのレビュー・感想・評価

街の上で(2019年製作の映画)
4.6
【若者たちの距離(ディスタンス)】

下北沢で繰り広げられる、若者たちの日常。
彼らの距離感がとても心地よい。

ボツになった映像
街のたたずまい
創作活動が残すもの
彼女への想い
彼の居心地の良さ
キャッチコピーでもある「誰も見ることはないけど、確かにここに存在してる」ものたちの大切さを、しみじみ感じさせます。

クスクスニヤニヤしちゃう脚本の巧さの中に、イーサン・ホークxジュリー・デルピーの「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」を観た時のような、さりげないオシャレさを感じ取りました。
今泉力哉監督にとっても、若葉竜也くんにとっても、最高傑作なのは間違いないです。