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街の上でのnjrのレビュー・感想・評価

街の上で(2019年製作の映画)
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カメラがあまり動かなくて定点っぽい画が多かったから(なんて表現すればいいのああいうの…)、脚本が際立つ作品だったなーと思いながら観てた。

若葉竜也さんの出演作品はまだ『愛がなんだ』しか見たことがなかったので、前作では「どこからが役としての演技で、どこまでが俳優さんの演技の癖なのか」みたいなものが曖昧だったけど、今作を通してちょっとその境界線が見えたような、そうでもないような…。
他にも作品見漁りたいな!

あと某シーン、控え室として通されるときor自宅として招かれるときで、撮り方もほぼ同じなのに後者はなんかこう、そわそわどきどき感が伝わってきて笑っちゃった。照明とかも影響大きそうだけど。

最初から最後まで、ちらつく歪な自意識に「ひ〜〜っ」てなったけど、なんだかんだ嫌いになれないんだよなこういうひとのこと。正直なひとだ。
荒川くんが学生たちに混ざっててもあまり違和感なかったの、見た目が若いのもあるだろうけど、内向性からくるひととの距離感の不安定さが、あらゆる言動や目つきとしてあらわれてるのが若者っぽいからかなとも思った。

そして古川琴音ちゃんの少女性を纏いながらも芯がとても知的な感じはいつ見ても美。
成田凌はヒゲ生やしてる方が可哀想さが際立つのなんで??
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