「3と同時か?それとも3を言った後か?」
リチャード・ドナー監督追悼②
続けて2作目。
今回も「吹替補完版」で鑑賞。
またしてもマータフの奥様の車は壊され、
またしてもマータフの家は破壊され、
またしてもマータフの家族は危機に晒され…
“最強” の敵は4作目のジェット・リーかもしれないけど、本作はリッグスの過去を知る敵として、アージャン・ラッド&殺し屋コンビが登場!
外交官特権からアメリカ警察では裁けない!という “最凶最悪” の相手に対し、凸凹コンビはどう挑むのか!?
同時に、本作からレギュラーとなる情報屋(本作ではまだ会計士)レオ・ゲッツの参加で、“ハードボイル度:ファミリー度 = 6:4” ぐらいに割合変更。
レオへのツッコミを通して、リッグスとマータスの息が合ってくるのも面白い!笑
中でもトイレ爆弾のシーンが大のお気に入り!
マータフ「内緒にしてくれよ」
リッグス「大丈夫、口は堅い方だから」
→ 次のシーンで、警察、消防、爆弾処理班総動員の大パニック!!
けど、マータフを気遣い留まることを決意するリッグスの真っ直ぐな眼差しよ…
この一件で2人の絆は永遠のものとなった気がするし、ドナー監督はアクション外でも緩急のつけ方が上手いよなあ。
やたらと捲し立てるレオ・ゲッツが憎めない愛されキャラとして確立できたのも、ドナー監督のこういった手腕に依るところが大きいと思う!
ご飯奢ってくれようとしたり、落とした銃をわざわざ拾ってくれたり、拷問されても吐かなかったり…根はいいやつであることをさり気なく演出するのも好印象!
真相を知ったリッグスが「元嫁のことかー!」と、スーパー・リーサル・ウェポン人と化し、以降全く笑わないシリアスさを見せるのも本作までかな。
刑事ではなく、男としてケジメをつけにいくシーン、最高にハードボイルドだぜ…
ちなみに、『ゴジラvsコング』でキングコングが外れた肩をはめ直すシーンがあるけど、実はそれ、本作のオマージュ!
ちゃんとエンドロールにも本作のタイトルがクレジットされてるあたり、ワーナーってホントこのシリーズを大事にしてるよね笑
なのでドナー監督、あなたが残した功績は後進にしっかりと受け継がれてますよ。安らかにお眠りください…
そういえば、自宅のプールで泳ごうとして飛び込み台からジャンプした瞬間に爆発、とんでもねー飛び方をして死ぬ同僚警官がジャネット・ゴールドスタインに似てるなと思ってたらジャネット・ゴールドスタインだった笑
『エイリアン2』のバスケス、『ターミネーター2』のジョンの母親役など、続編映画でお馴染みのあの人です笑
高校生の時はパッツィ・ケンジットのおっぱいで盛り上がったというのに…私も歳を取りましたな!はっはっは