ミサホ

映画は映画だのミサホのレビュー・感想・評価

映画は映画だ(2008年製作の映画)
3.8
面白かったなぁ。
ソ・ジソブの魅力爆発!といった感じ。色気が半端ないですね!昨日のアダム・ドライバーといい、ええ歳して、“あっちふらふら こっちふらふら”ですわ〜。


この作品は、ずいぶん前にDVDを買っていて後回しになっていたもの。もっと、早く観れば良かったとも思うけどね。

ソ・ジソブ演じるヤクザのガンベとカン・ジファン(萩原聖人みたいやね)演じるスター俳優のスタ。この2人の友情(?)物語。

見方によっては、ホモソーシャルな世界とも言えるよ。

スタとガンベは、ひょんなことから出会い、ガンベはヤクザでありながら、映画撮影に協力することになる。本気で殴り合うことを条件に…。

俳優として暴力的なシーンを演じるスタに、ガンベは言う「所詮はマネ。実際に殴られたら小便漏らしながら泣く」と。

一方のスタは、不祥事でガンベに協力を頼み込むことになったものの、撮影現場は、言ってみれば彼の庭みたいなもの。縦横無尽に立ち回り、何テイクもこなす。畑違いのガンベにはキツい。

ヤクザと言えども、キツい撮影に、ボロボロになりながら必死でついていくガンベを見て、スタは自尊心をくすぐられる。

そんな2人が助け合ったり、それぞれ身内の裏切りにあったりしながら、現実の世界の厳しさを味わう。

撮影で泥まみれになりながらの殴り合うシーンからのラストは、まあまあエグい。泥が血に変わる。ガンベはやっぱりあっちの人間だったのだ。

さすが韓国映画。
退屈させないね。
そしてチョン・マンシクもいたよ。
彼は5つ子かよ〜!
ミサホ

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