80年代の映画をデジタルリマスターしたのかと思ったほど、昔よくあった感じの家族愛コメディ。
特にひねりも無く、途中でオチがわかるほどの予定調和。ウッディ・アレンあたりならもう少し苦くて洒落た展開にするだろう。
それにしても、夫の仕事も、妻の執筆も、親父の富裕な生活もすべて具体性が無い薄っぺらさで驚く。パソコン叩いていれば仕事みたいに見えるからOK、有名画家の名前言わせとけばギャラリストっぽいでしょという感じである。
娘の生活に無理やり首を突っ込んでくる親父がなんだかサイコパス。
金持ってるヒマ人ほど迷惑なものはない。
下衆な勘繰りで娘を不安に陥れても反省の色も無いし。ビル・マーレイじゃなかったら見ていられない。