肉鹿

オン・ザ・ロックの肉鹿のレビュー・感想・評価

オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)
3.6
ニューヨーク。夫の行動に浮気を疑い始めた妻。彼女が思い切って相談したのが遊び人の父だったことから、久しぶりの親子の時間が始まった———ソフィアコッポラ監督作品。

どことなく「ロストイントランスレーション」の20年後の姿を見てるみたいで微笑ましかった🥰

それでも今回は父と娘。
惹かれ合うんじゃなくて、離れようと思っても離れられない関係として頼ったり甘えたり対立したりしながらわかり合っていく姿が見ものです!

もう、父を演じたビル・マーレイがかわいくてかわいくて😆
素直になれない照れと父として頼られてる誇りがぐちゃぐちゃに混ざり合って、最高にめんどくさい人になってたのがよかった!
その複雑でめんどうな感じがまたビル・マーレイにほんとお似合いです!

派手な日常が描かれるわけじゃないから地味で人によっては退屈しそうだけど、この親子関係には共感できる人も多いんじゃないかなって思う🤔

特典インタビューで監督が「ロストイントランスレーション」以降、周囲の期待が高くなりすぎてビル・マーレイを起用するのが怖くなっていたと話していたのが印象的だった。
その壁をぶち破って17年ぶりにタッグを組んだこの作品は父と娘の成長を描く内容と同じように、勇気を出して起用した監督の成長をビル・マーレイや観客に見せつけた映画だった気がする。