観ると言うより、
感じると言うより、
浸る、、という感じ。
アップテンポな始まりも一瞬で、
まぁ序盤で家族の喪失感の中に
ちゃぽんと入り沈み込む。
AIとの共存の話は大抵
人間との愛と比べがちだけど
ヤンのメモリを見つけて
辿るうちに家族が感じる何かは
シンプルな愛だった。
そんな家族に
そっと寄り添う音楽が
とても心地良い。
なんかもうヒーリング感覚。
風景もひたすら屋内の描写で
登場人物も少なくて
無駄な雑音も無く、
情報量が多くないから
より音楽やセリフ、映像を味わえた。
ずっと暗いんだけど
冷たさは無くて
じわりとあたたかい。
不思議な映画だった。