美人だけど色んな意味で破天荒なベテラン捜査官と、その気はないけどプライベート重視な新米捜査官というある意味異色なクライム・サスペンス。異色過ぎて捜査方法すらツッコミどころ満載なんだけど……コレは彼女達のせいというよりも、アレヤコレヤと意気込み過ぎた脚本のせいだと思われ……。
ともあれ、主役にすら容赦ない展開は買いたいトコロだけど、そのためにもどうせならアト2〜3人は殺しといて欲しかったぞ犯人、という印象。ゴヤの版画は40作くらいあるって触れたんだから、ぜひとも片手の数くらいは……。
とにもかくにも、推理力が全く必要ないという味気なさを道を行き交うスマートの数で誤魔化された感のある、そんな一作。
