カズザク17

ハルカの陶のカズザク17のレビュー・感想・評価

ハルカの陶(2019年製作の映画)
4.0
作る「人」も生き物、材料となる「土」も生き物、そこに人の力では100%コントロール出来ない「火」の力が加わるから、一つとして同じ「物」が出来ない備前焼。千年もの昔から、成功と失敗…失敗の方が多いと勝手に想像…を繰り返しながら、成功が積み重なって技となり、技が伝統となり受け継がれてきたから奥が深い。
作る側・魅せられる側共に、「大皿」の裏側にある人と人との繋がり・温もりに対する憧れが潜在意識の中にある。何かに魅せられる、惹き付けられる時って、理屈ではなく感覚的、それも直感的なものだも思う。理屈ではないから、理由を説明できないから、その分奥が深いんだと思う。好きな物は好き、いい物はいい…単純な思い・感覚が一番最強だと思う。