人生、ただいま修行中の作品情報・感想・評価 - 9ページ目

上映館(1館)

人生、ただいま修行中2018年製作の映画)

Each and Every Moment

上映日:2019年11月01日

製作国:

上映時間:105分

あらすじ

「人生、ただいま修行中」に投稿された感想・評価

試写会にて。
決められたストーリーのないドキュメンタリー。淡々と撮っているのに、学生を通して自分が学ばされていると感じた。
看護学生の対応に不安を隠せないのに必死で黙っている患者さんの寛容さには思わず頬が緩む。
ニコラ監督のお話しを聞いた後だったので、観る者の感性と想像力を信じて「余白」を残してくれている監督からの「期待」のようなものが感じ取れた。
ドキュメンタリー作品の見方が変わったような気がする。
試写会行きました!
フランスのドキュメンタリー映画監督ニコラ・フィリベールが、看護学校で学ぶ生徒たちを追ったドキュメンタリー!
フランス、パリ郊外にある看護学校で学ぶ40人の生徒。年齢、性別、出身も異なる看護師の卵たちが実習の現場で患者と自分に向き合う姿を、フィリベール監督があたたかい視線で追い、人間がいかにして成長し、学ぶのかを描いていく…。

看護師の卵たちが、一人前になるために奮闘する姿が眩しい作品! 教室での講義・技術講習を経て、別々の科・病棟で実習に入る彼ら。しかし、座学とは異なり、実際に患者と向き合うと、一人ひとりの容態や感じ方がまるで違うため、対応はすべてオーダーメイド。また、自身の技術が拙いため、ともすると日々、失敗の連続に。ただ、そこで挫けてしまう者と失敗を糧に努力する者では、その後の成長に大きな差が出る。
それは、どんな仕事にも通じることなのだが、常に“人の死”と向き合いながら仕事をする看護師には、人を救いたいという“高い志”と、もし救えなかった時もその事実を受入れ、乗り越えるための“覚悟”が、より強く求められる。そんな純粋で高潔な彼らによって、“人の生”は保たれているのだと思った。
kapo

kapoの感想・評価

3.7
久々の映画。
は、こちらの試写会。

ずっと穏やかなのに、
何でだろう
ずっとドキドキした。

見守る感覚や、
かつて私たちも通ったり
これから通るであろう
人生の不回避な「場面」が
たくさん詰まっていて、

ひたすらに微笑みとエールと、
ちょっと酸味も感じる
とっても味付けの良い映画だった。

監督の捉え方がほんとに良い。
距離感が良いし、
リアルな表情たちが絶妙だし、
爽やかに優しく本質的。

人に寄り添うって
やっぱり美しいなぁ。
人間関係って、
最低も最高も含んだ愛やな。

フランスの多民族で多様的で
思想的な文化も垣間見れて、
なんか色々懐かしかった。

ニコラ監督と河瀬直美監督の
豪華対談がとても良かった。
2人の本質的な優しさを
まとった空気感が素敵すぎた。

わたしも社会性とか流行とかではなく、
「自分事」な世界を
追求・表現・貢献し続けれる様になろう。
krdb

krdbの感想・評価

3.5
フランスの看護学校で実地研修を受ける若者たちを追いかけたドキュメンタリー。看護学校といえどそれはただの舞台なだけで、多民族国家ならではの色んなアイデンティティを持った、でもごく普通の若者が経験する喜びや苦悩をまるで隠しカメラで撮ったかのように映している。対談で河瀬監督も仰ってたが、ドキュメンタリーはカメラが武器になる、というかカメラが入るとどうしても意識して普段の言動を写すことが難しいものだが、なんともナチュラルに、というかごく普通の姿を淡々と写しているのが印象的。患者側はそうでもない人もいたけれど笑。ただどうしても登場人物が多過ぎて注意力散漫になるというか、もう少し絞って追いかけて欲しかったかな。個人的には渡辺直美にソックリな陽気なヤツを中心に回して欲しかった。
まるた

まるたの感想・評価

3.5
パリ郊外の看護学校を取材したドキュメンタリー『人生,ただいま修行中』を観ました。名匠ニコラ・フィリベール監督最新作。ビジュアル的な人間の成長だけでなく,「心の成長」をも記録した良作。人に役に立ちたいと奮闘する学生たちのありのままの姿は,まさに「人生」そのものを表しているようだった。
1号

1号の感想・評価

3.9
地味だけど、良質な作品。かの国の多様性と、一人ひとりを尊重する大人ぶりが印象に残った。だから皆、自分を表現すること、弱さを見せることを恐れない。しっかりと人間が描かれていました。
このような人たちにも、作品にも、光が当たるのは素晴らしい。
eigajikou

eigajikouの感想・評価

4.3
ニコラ・フィリベール監督と町山広美さんの対談付き。

先日アンスティチュの「追悼特集映画プロデューサー吉武美知子」で『音のない世界』見たところだったからこのタイミングで監督の新作見てお話し聞けるなんてとても素晴らしい体験だった。

また追記します。
May

Mayの感想・評価

3.8
パリ郊外で看護師を目指す生徒たちを追ったドキュメンタリー映画。失敗を繰り返しながらも成長していく姿は観終わって清々しいものがあった。
第三章のカウンセラーと生徒たちの会話が興味深かった。カウンセラーは生徒の話を聞き、気付きや方向性を助言していた。このようなカウンセリングが日本でも行われているのかが気になる。

とりあえず自分の生きていく場所を見つけよう!と思った。
看護学校のドキュメンタリー。
監督のトークショーもあり貴重なお話伺いました。
カウンセリングを通じて見る、慣れないのに求められることの多い実習、周りや患者さんとのコミュニケーションなどに悩む学生さんたちの姿は、夢に向かってがんばる普通の若者。当たり前だけど。
人の役に立ちたい人たちの気持ちに甘えて搾取してはいけないし、いつか患者になる私たちはみんなはじめはひよっこだということを忘れず、心広く歳を取ろう。
私もまだまだ修行中。
ゆき

ゆきの感想・評価

3.7
その道のプロになる日まで

パリ郊外の看護学校で学ぶ40人の150日を切り取ったドキュメンタリー。

医師ではなく看護師を目指した、性別も国籍も年齢もバラバラな40人。
登場人物の名前はわからず、断片的に見える背景や表情から人間性を汲み取れる程度。
でもなんでか、全部が自分ごとに感じられる不思議な時間。
医療の手を借りて命を得た私たち。彼、彼女たちが学ぶ医療の現場では予習は不可能。
それぞれの環境で習慣も違えば、受け取り方も十人十色。
カウンセラーとなる教師と指導係でも、実習成果の引き出し方が変わるから気づきが多くて新鮮でした。
中でも、3章の死をもって学ぶことがあったという彼のエピソードが印象的。
対するものは違えど、仕事する上での根源となる部分を痛感させてくれる刺激的な一作。

成長とは置き去ること。
監督のお話でステキな格言も受け取れたいい時間でした。