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355の426のレビュー・感想・評価

355(2022年製作の映画)
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チケットを発券し鑑賞前にパンフレットを購入するため売店へ。
「スリーファイブファイブのパンフレットください」学生感あるスタッフがえーっとみたいな素振りでパンフレットをしばらく探す。待つ私。そんな映画ないのになぁという空気を出しながらどの作品ですか?と聞いてきたので「サンゴーゴー」と指で3.5.5としながら言うと秒でパンフレットが出てきた。
あれ読み方が違ったかなと思いつつ入場を待っていたら「これよりスリーファイブファイブの…」と場内アナウンスが聞こえてきた。

アクション映画の脚本仕事は多いが初監督作「ダークフェニックス」(未見)がびっくりするほど評判の悪いサイモンキンバーグなので不安だなと思っていたが、オールスタークラスのキャストの助けもあり見せ場も多くなかなか面白かった。ルピタニョンゴの泣く演技はこの映画に必要ないでレベルの名演で一瞬で心を掴まれた。ダイアンクルーガーの存在感もバッチリ。懸念していたペネロペクルスアクションできるのか問題も難なくクリア。
ただ、カメラワークが悪すぎて良いシーンがほぼ台無しなのは残念。Fateゼロの最初かよと言いたくなるパートナーを紹介するシーンのぐるぐる回るカメラ意味わかんない。もう少しどうにかならんかったのか。

とはいえラストの挨拶を真似したくなるほど好きではあった。設定上オーシャンズ8と比べられるのは無理もないがそれはそれ、これはこれ。

余談だが、鑑賞後知り合いのお店に行き普段飲まないウィスキーを注文する際「ロックで」と言うと「タフガイじゃない」と言われた。
マスター、もう355を見ていたのか
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