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355のHKのレビュー・感想・評価

355(2022年製作の映画)
3.5
昨年、たしか『ガンパウダー・ミルクシェイク』と同時期の公開。
どちらも予告を見ると女性ばかりがドンパチ銃撃戦をしており、似たような作品だなと思った記憶あり。
CSでほぼ同じタイミングで放送されたので、両方鑑賞してみました。

実際に観てみると『ガンパウダー~』は劇画チックというかコミックテイストのクライム・アクションでしたが、こちらはもっとスケールが大きく世界規模のテロ相手のシリアスなスパイ・アクションで印象はかなり違います。一緒くたはちょっと乱暴でした。
でも、こちらの方が大作感があって上かというと、それはまた別で好みの問題。

各国から集まるエージェントが豪華で、主要メンバーは『ガンパウダー~』と同じく5人。
やっぱりいろいろと被ってますね。
CIA(米)のジェシカ・チャスティン(『ゼロ・ダーク・サーティー』『女神の見えざる手』)
M16(英)のルピタ・ニョンゴ(『ブラック・パンサー』『リトル・モンスターズ』)
BND(独)ダイアン・クルーガー(『ミスター・ノーバディ』『イングロリアス・バスターズ』)
DNI(コロンビア)のペネロペ・クルス(『パラレル・マザーズ』『コンペティション』)
MINISTRY(中国)のファン・ビンビン(『アイアンマン3』『X-MEN:フューチャー&パスト』)
クルーガーとビンビンは出演作を何本か観てるのに、なぜか全く顔に見覚え無し。

序盤、街中をロングスカートのワンピ姿で銃を持って走りまわるチャスティンが新鮮。
監督は『X-MEN:ダーク・フェニックス』のサイモン・キンバリー。
同作の縁でチャスティンの企画をキンバリーが製作・監督したんだとか。

アクションも衣装も派手で飽きませんが、こちらも『ガンパウダー~』同様、見終わると何も残らないという点では、やっぱりどっこいどっこい。
原題も“The 355”ですが、こういうときは邦題をもっと工夫しましょうよ。
355の由来も劇中語られましたが忘れました。
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