Fumi

2人のローマ教皇のFumiのネタバレレビュー・内容・結末

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

最近の賞レースによくノミネートされてくるので、あまり期待せず行ってみたが、これは良い方向に裏切られた。👍

いまのローマ教皇は、アルゼンチン内戦時には、ほんとうにカトリック教職者を見殺しにしたのか。。?
映画では、彼なりにカトリックを守るために尽力したが、結果として殉教者を出してしまったこと、それに対してどう赦しを乞うのか、あるいは被害を受けた人たちはどう彼を赦すのかが描かれている。そういう辛いことを乗り越えたり、いっぽうで、音楽を楽しんだり、バチカン近所のピザを食べたり、普通の人としての苦楽の先に、ローマ教皇爆誕!ていう流れが素晴らしく、最終的には、目から涙が止まらない、という展開に。当初、宗教系の映画と思ってたので、欧米の人ならともかく自分はそこまでシンパシーを感じないのではと思ってたけど、取り扱う素材は特殊でも、普遍性のあるオーソドックスな作品なのかも。

ローマ教皇が来日する前にこの映画を見てたら、東京ドームのミサに行ってたかもしれないなぁ。物販も買ってたかもしれないなw

映画では、英語、スペイン語、ラテン語、ドイツ語、あたりが入り乱れ出て、とっても国際色豊かなのも、なんだか現代っぽくて良い。
Fumi

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