ブレイキングバッドを一気見した後に鑑賞。
本作を観るとドラマ版がいかに壮絶なストーリーだったのかを思い知る。
ドラマ版のような激しさは無いが、物語の締めくくりとして上手く位置付けられていると思う。
ドラマ版からメキメキと人気を集め、ついには単体のスピンオフ作品(本作)の制作まで漕ぎ着けたジェシーピンクマン。
台本ではドラマの1話目で死ぬ予定だったらしいが、ウォルターとの関係性が想像以上にはまったらしく続投することに。
あとは、見ての通り甘いマスクと優しい性格で人気キャラクターの仲間入り。
ただ、ちょっと冷静に考えて欲しい。
みんな彼のことをいい奴だというが、実際のところどうしようも無い不良だし、ジャンキーだし、欲まみれだ。
結局のところ、時折り見せる誠実さや優しさにみんなコロッとやられているだけなのだ。
不良が当たり前のことをすると何故か人一倍評価されるシステムのまさにそれだ。
だが、それでもみんな彼が好きなのだ。
僕もジェシーが好きだ。
たぶん、素行とか体裁とかを超えた人間的な魅力が人を惹きつけるのだろう。
まぁ、そんなジェシー好きのフィルターがバッチリかかってるんだから、そりゃ映画も面白い。