エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIEのみっちょむのネタバレレビュー・内容・結末

海外ドラマで最も好きなブレイキング・バッドのサイドストーリー。
ウォルターの最後はドラマでしっかりと描かれていてなぜこんな事をしてしまったのか…の理由をスカイラーに言った一言でこの悲惨なドラマを見続けて良かった、と思ったものだ。
そしてウォルターに出会ったが為に巻き込まれた形になったジェシーはその後どうなったのかな、と気になっていた。
それがこの映画が作成されたと知り期待で久々に胸が踊ったのだが、頭からマイクは出てくるしスキニー達もやっぱり良い奴だしもう涙無しには画面をみられず…。

相変わらず優れた脚本でしっかり伏線も回収して、最後にはいささか無責任ではあるけどジェシーの行く末を心配するウォルターが出てきたり、実際に手を貸してくれる掃除機屋のオヤジが居たり…そしてきっと私を含む視聴者もジェシーには平穏な生活を手に入れて貰いたいと思わずにいられなかっただろうから、本当にこの映画が作成されて良かった…とフィクションとは思えぬ思い入れで見終わった。

なにより冒頭ジェシーの「誤りを正したい」にマイクが「それだけは出来ない」と返す、このシーンだけでも価値のある作品だと思った。