Ken

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者のKenのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ついについにやっと観れた!
待ち焦がれたよ。。

めっちゃ良かった!これは最近のシリーズの中では1番好きな作品。しかも今回のテーマは「クレヨン」。逆にここまでこのテーマを題材にしてこなかった事にびっくり。思い返せば、この映画との出会いは、「ラストレター」の試写を観に日比谷の東宝シネマズ社に行った時に、置いてあったフライヤーを手にした時。フライヤーのデザイン、絵のタッチがもう好き過ぎて、これは久しぶりの名作に違いないと確信、いやそうあってくれと願った笑。
泣けるシーンはちょくちょくあるんだけど、何でここで泣くんだろ?ってとこでも、よく分からないまま泣いてしまった笑。しんちゃんが本当に好きで思いれがあるからってのもあるけど、作品全体から伝わる、うまく言葉に出来ない何かが凄く響いたんだと思う。

しんちゃんって時代に合わせて少しずつ変わってるんだけど、最近ナナコお姉さんに対して結構ダイレクトに思いを伝えるようになってるよね?笑前までは、他のいろんな女性はすぐナンパするしんちゃんだったのに、ここ最近はナナコお姉さんにも素直に気持ちを伝えてて、ちょっとびっくりした笑。でも、これはこれで微笑ましい。

後、今回のしんちゃんの映画はいつも以上に社会派の映画だった。
子供達の遊び方や電子機器の普及とかの時代の流れに伴って、らくがきをする子が減って、ラクガキングダムが保てなくなってるストーリーが、凄く現代社会を表してて良いなって思った。俺も数年前から実感してたけど、久しぶりに地元に帰っても、自分が昔走り回ってたところは、今はもう誰もいないもんな。公園に子供が居たとしても、何人かで隅っこの方でゲームをしてる。もちろん別に全然悪くは無いんだけど、少し寂しくなってしまう。
後は、しんちゃんが皆んなを救った事で英雄扱いされてたけど、ミラクルクレヨンがもう無いって事実を知った大人達が手のひら返しで一気にしんちゃんを責め立てたシーン。これも、日本特有の、持ち上げるだけ持ち上げといて、なんかちょっとでも気に入らない事があったら、それまで持ち上げてたのが嘘かのようにボロクソ言う日本社会と同じだなって思った。いつでも1番「ワガママ」なのは大人。

タイトルが出るまでの冒頭の数分が凄く良かった!この感じは久しぶり。これまでのシリーズの中でもかなり好きな方。思わずタイトル出た時に拍手したくなった笑。

宮廷画家の声をかけてやってた平田広明さん、やっぱり良いねー。声が良いし上手い。サンジやムッタをやってるだけある。

ニセナナコ、ちょいちょい泣かせにかかってくるんだよなー笑。謎に身体能力激高で笑える笑。散ってしまうシーンはもう目が離せない。号泣。後、びっくりしたのが、本当のナナコと同じ声優だって事。声優ってやっぱり凄い。まぁ、「しんちゃん好きよー」しか言わないんだけど笑。

ブリーフも良いキャラだった。何故か2日目のおパンツ笑。可哀想過ぎる笑。ラストは感動だったけど、不謹慎にも顔芸で思わずちょっと笑ってしまった笑。銀魂の将軍思い出した笑。

ブリブリざえもん。これまでの映画の中で見ても、活躍の場が多かった作品だと思う。ラストも含めると、最早ぶりぶりざえもんの為の映画のようにも思える笑。水溜りのシーンはめっちゃ泣いた。あれはずるい。

敵も良かった。
防衛大臣は、本当は悪い奴ではなくて、単に国を守りたかっただけなんだよな。人間って難しい。
後、名前が分からないホットドッグのやつ良い笑デザインと性格が好き笑 缶スプレープシュプシュのやつもおもろい笑 キングもまさかの姿笑。どうやってあの子が生まれたんだろ?笑 そう言う仕組みじゃ無いのかきっと笑。

いつもなら冒頭に来る粘土のショーも、最後になってて新しかった。冒頭にマサオくんを持ってくるのはずるい笑。

やっぱりしんちゃんって素晴らしい。
一生続いて欲しい。
Ken

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