KEIYA

サスペクト 薄氷の狂気のKEIYAのレビュー・感想・評価

サスペクト 薄氷の狂気(2019年製作の映画)
3.5
ヘンリー・カヴィル演じる警部とアレクサンドラ・ダダリオ演じる部下のレイチェル、そして、ベン・キングスレー演じる自警団員が女性の誘拐殺人事件に挑むサイコスリラー。

次から次へと事件が起こり、警察内でも犠牲者が出て、サプライズ的な展開もあり、脚本は面白い。しかし、この作品独自のサイコスリラー感が感じられる演出がなく、ぱっとしない印象だった。ひねりを加えた吸い込まれるようなカメラワークやライティング、生々しくトラウマチックな情景がもっとあれば『セブン』的なサイコスリラーに近づけた気がする。描き方を変える事でより面白くなる要素が多くある映画だった。
また、ヘンリー・カヴィルの良さがあまり出てなく、見た目も含めて売れっ子になる前の彼をみているようだった。英国紳士的なクールさと知的さ、恵まれた体格を持つ彼の魅力があまり感じられず、ありがちな設定のキャラクターで、”普通の主人公”だったのが残念。