この国はどこかおかしい。
映画「新聞記者」の原作を書いた女性記者に密着したドキュメンタリー。
実録映画としてしっかりとした作り。
気持ちがのっていて、心動かされます。
記者の密着を観ると、いま本当に苦しんでいる人、不安や怒りを抱えているがどこに声を上げていいかわからない、という人々が出てくる。
声を聞いてもらえない人々を観るのは本当に辛い。
「新聞記者」はフィクションではあるが、見事に現実を映したものではなかろうか。何が正解で何が間違いか、それぞれの目で確かめる他ない。
この映画自体かなりの出来だと思う。
わたしは本も読もうと決めた。