i-新聞記者ドキュメント-の作品情報・感想・評価

上映館(8館)

i-新聞記者ドキュメント-2019年製作の映画)

上映日:2019年11月15日

製作国:

上映時間:113分

あらすじ

「i-新聞記者ドキュメント-」に投稿された感想・評価

昨年ヒットし、日アカにもノミネートされた「新聞記者」のモデルとなった東京新聞の望月衣塑子記者のドキュメンタリー。

正直、僕は彼女に対していい印象を持っていない。安倍政権を全肯定している訳では無いが、彼女の質問はどう考えても迷惑だし、そりゃ菅さんだって嫌になるだろう。
しかし、食わず嫌いは良くない。批判するにしても、まずは双方の主張に耳を傾ける事が大切だと思う。僕のTwitterは政権肯定派に偏りがちのTLになっているので、趣味である映画を通して政権批判側の考え方を知りたいと思った。もちろん、新聞記者も鑑賞済だ。

さて、本編。森達也が日本各地を飛び回る望月記者に密着し、取材の様子やヒアリングを撮るというかたち。

結論から言って、若干(本当に若干ではあるが)彼女に対しての印象が良くなった。

・いいと思った点
いい意味で空気を読まない発言や姿勢は素直に凄いと思う。目的のために走り回り、取材を拒否されても何度も試みる姿は、無謀かもしれないが、その姿勢は見習いたいと思う。また、娘の前では本当に優しいお母さんだった。また、官房長官の会見に入れるのは、決められた人々だけで、フリーの記者や外国人の特派員以外の記者は入れないという事は初めて知った。これは確かに問題があると思う。海外では、ジャーナリズムが社会を変える事が多々ある。しかし、このような取り決めがあるようでは確かに政権の恣意的なジャーナリズムしか成り立たなくなってしまう。緊張感を保ち続ける為にも、このルールは撤廃するべきだと思った。このルールについて知ることが出来ただけでも収穫。
また、望月記者を脅す電話は本当にリアルで恐怖を感じた。実際にいるんだなあーゆー人。
前川喜平氏についても、正直以前は印象は最悪だったが、話してみると普通の人だし、少し見方が変わった。出会い系バーに行った事ばかりが先行していたが、それだけでここまで叩かれる筋合いはないのではないだろうか。もちろん、他にも批判されるような事情があったのかもしれないが、少なくとも本作で僕の印象は良くなった。

悪かった点
やはり、「政権が悪い!」「反安倍」「やりたい放題の極悪政権」という決めつけが大前提にあり、そこからストーリーが組み立てられている感が否めなかった。まあ政権を批判しているものだから仕方ないといえば仕方ないが、やはりもう少し多角的な検証が欲しかった。望月記者のドキュメンタリーなのだから、まあこうなる事は当たり前ではあるが、、、。
あと、編集の仕方にやはり悪意が感じられた。例えば、「長官へ質問する時に『質問をお願いします』『簡潔にお願いします』と妨害された」という場面。編集して、間髪入れずに妨害(?)されているような切り方は違和感を覚えた。
また、望月記者が「ネトウヨが勢いづいて」などと言うのは残念だった。
菅官房長官を批判するのは100歩譲っていいとしても、撮影をやめるよう促した警官を小馬鹿にした無駄なアニメーションには不快感を覚えた。


この映画を通して、と言うか、僕の考えとしては、やはり政権の圧力やいわゆる「ご意向」は、少なからず存在していると思う。なかったとしても、政権や安倍総理に有利になるよう物事が動くような暗黙の了解、忖度があると思う。しかし、それはそれで仕方ない事で、ある程度は許容されるべきだと思う。権力があるといいうのはそういう事では無いだろうか。もちろん、やりすぎ感はある。最近の政権は、周りに対抗馬が居ないことをいい事にやりたい放題で、問題があっても引きずり下ろすチカラのある人がいない。誠実さも感じられない。しかし、そうさせているのは我々国民、それも、政治に無関心と言われる僕達若者世代の責任では無いだろうか。より良い政治を作っていくためにも、我々がまず関心を持ち、思考することが重要だと思う。
この映画を観て、より一層そう感じた。


追記
新聞記者の感想を知り合いと話していたが、内調の仕事が暗い部屋で1日中Twitterやるだけなら僕にも出来るのであの描写はないだろうと。さすがにフィクションが過ぎると笑ってしまった。
おか

おかの感想・評価

3.8
今までの森作品に比べて内容が特別面白いということはないが、鑑賞後考えさせられることとその余韻が思いの外大きかった。
籠池妻が夫にしつこく俳句を詠ませたところで吹き出してしまった。
豚肉

豚肉の感想・評価

4.0
子供には難しかった!
けど右だけの視点から政治を見てはいけないんだな、というのがよく分かった

客層はお年寄りの方だけで子供は僕1人でした
ふと

ふとの感想・評価

4.5
ドキュメンタリーならではの迫力。
我々は、もっと関心を持たないといけないね。彼女の印象がガラッと変わりました。
会見で彼女の質問を邪魔する役割の人は、自分はこんなことをするために官僚になったんじゃないと忸怩たる思いを抱えていると信じたい。
mkrsw

mkrswの感想・評価

4.2
泣けた。何種類かの哀しみの感情で。桜を見る会や検事長の定年延長問題など日々更新され続けている問題。例の山口氏がまともに見えるのが面白かった。ラストのメッセージがとても良かったです。
haomei

haomeiの感想・評価

4.0
20/2/19 横浜シネマリン
『新聞記者』を見てたから、本当にこんなことあるんだなって思った。

目つけられたら行動まで制限されるんだって思った。
osowa

osowaの感想・評価

4.0
望月記者を好きかどうかはさて置き、やはり官房長官の記者会見での望月記者の質問への妨害は、国民の知る権利を著しく侵害するものであり、一日も早く安倍政権が無くなることを切に願う。
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