zawa

今宵、212号室でのzawaのネタバレレビュー・内容・結末

今宵、212号室で(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

レビュー評価低いの多くてどうかな〜と思いつつ、鑑賞。
大ヒット!ってほどまではいかないけど私は好きだった。

全体的には、いわゆる”フランス映画”感があって、無理な人は無理かも。
でも私はそれも好きだし、何より描くシーンの色合いが素敵。あと時折ここまで?!ってくらいにドリーミーなトーンで映してくれるのがすごく好きだった。度々、画に魅せられてた。
(色は水色、茶色、黄色とかすごく好きだった)

あちら側の自宅とこちら側の不思議な世界という構成も面白いし、元カレ大集合したり過去の過ちリストやおばあちゃんも出てきたり、”自分の意思”が現れたり、そういうシュールな面白さが好きでわたしにはあってた!”意思”が「どうぞ話して」って時にゴング鳴らしたりそういう細かいところも笑
“意思”ぶん投げるとことかは、まさに自分の中の葛藤をコミカルに体現してくれてて笑ってしまった笑

カメラワーク的にも真俯瞰からゆっくり部屋を跨いで撮る感じとかが色や小道具をまた面白くみせてくれてた。飽きられがちな”フランス映画”とはいえ色んな工夫で魅せてくれていたと思う。

あと、台詞も所々グッときたな〜
「愛とは共に選んできた場所であり過去」
「過去こそ愛に自信を与えてくれる」
「愛は思い出の中に気づかれる」
…という感じのところ。

みんな過去に戻れたらとか、あの選択をひてたらと思うこともあると思うけど目の前の”その人”がまぎれもない自分が選んだ現実なんだよね。良い悪いとかじゃない。

あんな夜が来たら面白いなと思うけど、「5世代でワースト1」なんて言われないように笑、今の現実を生きよう!
zawa

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