バンジャマン・ビオレ目当てに鑑賞。
予告観てすごく楽しみにしていた作品だけど、実際はストーリーの面白味としては少々期待ハズレだったかな…。
コメディーの要素とファンタジーの要素がありつつも、そのどちらもがいまいち中途半端で、乗りきれなかった感…。
あと、序盤の掴みは良かったけれど、全体的にテンポが良くなくて途中で中弛みしてしまった感じ。
夫婦関係や恋愛についての色んな要素をテーマにしているのは伝わってきたけれど、過去の描写が多かったりで、ストーリー自体があちこち散漫になってしまった印象。
もっとシンプルに描けば分かりやすくて、より面白かったんじゃないかな。
とは言え、主演のキアラ・マストロヤンニは若い男の子と火遊びしてるって設定に凄く説得力あるくらいに素敵だったし、バンジャマン・ビオレが妻に浮気されてふて腐れたり落ち込んだりしている姿はたまらなく可愛かったし、 ヴァンサン・ラコストは『アマンダと僕』の時とはぜんぜん違う雰囲気なのが意外で良かったし、個人的には楽しめた。
詩や音楽を効果的に使っていたのも良かった。
バンジャマン・ビオレがピアノ弾きながら歌う場面があったのがとても嬉しかったから、出来ればその歌声をもうちょっと堪能したかったなぁ。。