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きっと、またあえるのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

きっと、またあえる(2019年製作の映画)
3.3
ニテーシュ・ティワーリー監督によるコメディドラマ。
原題:Chhichhore (2019)

ボンベイ工科大学出身のアニ(スシャント・シン・ラージプート)は、学生時代に知りあった妻( シュラッダー・カプール)と息子(ムハンマド・サマド)との3人暮らし。
親からプレッシャーをかけられた息子は、期待されていたボンベイ工科大学への入学試験が不合格だったことを知り絶望。飛び降り自殺を図り、生死の境目に。
生きることを放棄している息子に、生きる気力を与えようと、アニは、大学時代の親友たち(寮の4号棟「H4」の仲間たち)を病院に呼び集め、病床の彼に、「負け犬」と呼ばれていた学生時代の物語を聞かせる。

舞台は1992年のボンベイ工科大学の学生寮。
毎年2ヶ月にわたり30競技で争われる10寮対抗の競技大会ゼネラル・チャンピオンシップ(GC)で、4号棟は万年最下位のため「負け犬」と呼ばれていた。

~「H4」の個性的な寮生(集まった仲間)たち」~
・負け犬1号(頭の中はセックスだけ)
・負け犬2号(マザコン)
・負け犬3号(悪態ばかりつく)
・負け犬4号(寮最大の負け犬)
・負け犬5号(大酒飲み)

「H4」の寮生たちはスポーツが苦手な者ばかりで、モチベーションを上げるためそれぞれが大事にしているものを断ち、「GC」の優勝常連寮、エリート集団「H3」を打倒しての優勝をめざす。
正攻法で勝てないと分かり、
・トリックその1(ヤジ攻撃)
・トリックその2(イロ仕掛け)
・トリックその3(嘘のファウルで退場させる)を駆使。
・「モヤシ」も活躍。

ラストはインド映画お決まりの歌と踊り(同一人物が学生時代の姿と今の姿で画面に登場して繰りひろげる群舞)で明るく締めます。

「他人に負けるより自分に負ける方が恥ずかしい」

「失敗した者が負け犬になるのではなく、努力したかどうかだ」
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