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きっと、またあえるのkojikojiのレビュー・感想・評価

きっと、またあえる(2019年製作の映画)
4.0
2019年 インド 監督:二ティシュ・ティワリ #2022-345
● スシャント・シン・ラージプート(アニ)
● シュラッダー・カプール(マヤ)

 シンプルなストーリーで、ある程度こんな映画だろうと予測されるのに、それを超えて心に響く。インド映画の底力を感じる。涙が止まらない。評判どおり、いやそれ以上の映画だった。
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 ボンベイ工科大学出身のアニは息子ラーガヴは父と同様にボンベイ工科大学への入学を目指していたが、不合格になり、絶望して飛び降り自殺を図る。病院に駆け付けたアニは、元妻マヤから、ラーガヴにプレッシャーをかけ過ぎていたことを責められる。
 アニはラーガヴの気力を取り戻すため大学時代の親友たちを呼び集め、彼に「負け犬」と呼ばれていた大学時代の物語を聞かせる。

 個性あふれる一見ダメ人間の仲間たちは、「負け犬」の汚名を返上しようと大学の競技大会(GC)で優勝を目指す。

と言っても、万年最下位の寮H4だ。優勝するためにさまざまな作戦をねり、工夫を凝らす。これがまた面白い。しかしどうしても最後、3種目で金を取らないと優勝できない。
 ここが最高に盛り上がる。息子の病状とこのGCの成績が連動するようなストーリーの中で、果たしてH4は優勝し、息子ラーガヴは助かるのか。

 何もがうまくいかず、生活に疲れているあなた、この映画が必ずあなたに元気をくれます。
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