受験に失敗したアニの息子が自殺を図り病院へ。そこに、アニの旧友が集まり、息子を励ますため、大学時代の思い出を語る。アニの寮は、寮対抗の競技会で万年最下位で負け犬と呼ばれていたのだが…というストーリー。
インドの過酷な受験戦争、そして自殺大国、というのは、似たタイトルの『きっと、うまくいく』で学んでいたので、きっとアニの息子のようなことは、インドではままあるのだろう…。
本作でも、「100万人受験して合格するのは1万人だけ」という描写があった。
両親とも成績優秀となれば、その息子は相当なプレッシャーを感じてしまうのだろう。
最近は連絡取っていなかったというのに、アニの息子を励ますために仕事を置いて遠くから駆けつける、学生時代のかつての仲間たち。そんな彼らの優しさや熱さが大好きだ😆
そして、勝ち負けよりも人生におけるもっと大切なこと、結果はどうあれ努力することが大事だということを教え、生きる希望を持ってもらおうと励ます。
こんな仲間がいたら、何かで失敗してもまたやり直せばいい、て思える。そういう仲間を得ることの方が大事なんだ😊
後半の物語の中心となる競技大会🏀♟⚽️は笑えたり、一緒に応援したり、接戦の展開にハラハラ手に汗握ってた💦
負けを知ってる父なのに、どうして息子に逃げを用意してやれなかったのか。
いや、知ってるからこそ、味わうことなく済むならその方がいい、と思ってしまう親心も分かる。
私も、つい子供にプレッシャーを与えてしまいがちだな…と反省しました💧
主人公のアニを演じたスシャント・シン・ラージプートが映画の完成後に自殺してしまったことがどうしてもちらついてしまい、こんな良い作品遺しておいて、「またあえる」なんて言っておいて、もう会えないじゃん…😭という気持ちが邪魔して、純粋に作品を楽しめなかった自分がいました…💧
特殊メイクで現代の少し歳取ったアニも、渋くて素敵だったのにな…。
これからももっと沢山会いたかったけど、素晴らしい作品を遺してくれてありがとう‼️という思いでいっぱいです😊