今年最後の劇場鑑賞。年内に観ておかないと観られなくなりそうなものは？と調べてみると、こちらがヒット。読売の映画評で気になっていた作品。その記事を読んだのもだいぶ前なので、内容は朧気だけど、とにかく圧倒的な自然の映像美なので劇場で観るべきと脳にはインプットされていた。
確かに。古代遺跡がありそうな高地だったり、アマゾンのような森林、これまたアマゾン川のような大河など、世界遺産の番組を観ているような景観の素晴らしさ。劇中に場所や時代の説明が一切ないから、あくまでも私のイメージだけれど。
でも、その中で行われているのは、ゲリラ組織の中のコードネーム「MONOS」という少年少女たちによるある女性科学者の監禁。無邪気に遊ぶのと同じくらい自然に殴ったり、銃を持ったり、動物を捌く。仲間が死んでも平然と任務を遂行する。
あまりに自分の暮らす世界とかけ離れていて感情移入も出来ずにいたけれど、鑑賞後、公式ホームページを見て、このようなことはコロンビアで少し前まで実際に行われていたと知り、ビックリ。そして、貧困と断絶による負のスパイラルはコロンビアだけでなく、今、この世界のあちこちで起こっているという意見にも共感。少しでも平和な世界が訪れますようにと願って2021年を終える。
本年も皆さんのレビューを楽しく読ませて頂きました。私へのいいね！やフォローもありがとうございました。
👑最後に今年の劇場鑑賞したベスト10ムービー(プロフィール欄には下半期のベスト10を載せましたので、良かったら併せてご覧下さい。)
1. 少年の君
2. 街の上で
3. サマーフィルムにのって
4. ドライブ・マイ・カー
5. 浜の朝日の嘘つきどもと
6. アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン
7. フリー・ガイ
8. サマー・オブ・ソウル
9. 甦る三大テノール 永遠の歌声
10. ベイビー・ティース
