さよこ

MONOS 猿と呼ばれし者たちのさよこのレビュー・感想・評価

MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)
4.1
※2021年に試写会で鑑賞※
※過去に鑑賞した映画の投稿が続きます🙏
※当時の鑑賞メモを観ながらのレビューなので薄味です。

🌳全体の感想
ゲリラ組織に所属する少年少女たちの日々を描いた映画。ドキュメンタリーかと思うくらい全てが生々しくて、野性的で、日常のなかにピースと死の匂いを感じる映画だった。凄いものを観てしまった。

🌳誘拐された子どもたち
森で暮らし、文化的な生活とはかけ離れた世界。子どもは簡単に環境に染まれる。お祝いの暴力や狭いコミュニティでの厳格なルール。善悪は一体どこから生まれるのか、色々と考えさせられた。

🌳ランボー
たしかランボーと呼ばれる背の高い綺麗な顔立ちの人がいて、途中まで性別が分からなかった。中性的な魅力を放つ人がいた。他の映画にも出てるなら観てみたいな。

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⚠️この先、ネタバレあります⚠️
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🌳FARC
最初にドキュメンタリーのようだと言ったとおり、この子どもたちやこの組織にはモデルがいて、「コロンビア革命軍」(FARC=ファルク)の手口にそっくりなんだとか。試写会のアフタートークでコロンビアの歴史や革命軍の動きが語られ、この映画と同じような暮らしをしている子がいるのかと思って胸が苦しくなった。

🌳その他、いろいろ
・民家に忍び込んだとき、文化的生活への驚きがあまりなかったのと、その表情をみてランボーは幼少期の記憶があるのかもしれないなって思った。
・サッカーと銃。ハラハラした。

細かなところは忘れてしまったけど、今でもあの目が忘れられない。物凄くインパクトのある映画。
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