MONOS 猿と呼ばれし者たちに投稿された感想・評価 - 4ページ目

世界のどこかでの少年少女ゲリラ兵の話
序盤は山岳地帯でのんびりと日常が描かれているが、上官から貸し与えられた牛を事故で殺してしまってから状況が悪い方に傾いていく
直接的な残虐描写はないものの、生や死…

　大人たちが戦争を始めたら戦場で武器を取るのはその子供達、という言葉を思い出した。序盤は子供だらけの謎のコミュニティでの暮らしが描かれているのだが、基本的に銃を持って生活していたり、誕生日祝いだと言…

山,目隠しサッカー,軍事訓練,小人教官,乳搾り役,髪編み込み,巨石,尻叩き,銃乱射浮かれ,牛殺し,殴り,穴入れ,牛吊るし皮剥ぎ.屠殺,隊長自殺,死体蹴り,ウルフ埋葬指示,道具各自取り,爆破,逃げ,川…

『地獄の黙示録』でもあり『シティ・オブ・ゴッド』でもあり『アポカリプト』でもあるかんじ。やたらとグロくないのが逆に怖い。誰が主人公というわけでもないMONOSの生態と行く末を見守るような感覚で、絶望…

幸せは二人だけに許されたことじゃない。

みんな同じで痛みも苦しみも訓練も平等なうちはいい、人数が限られていたら成就したり涙をのんだり…あくまでキッカケだったんだろうね。

同じように生活していて、…

山の中で戦う事を教え込まれつつもどこかほのぼのとしていた子供たちの集団にある絶妙な均衡が、ふとしたきっかけで開いた小さな穴から崩れていく。これが大人の集団であればもっと戦略的な駆け引きや大きな利害で…

ドキュメンタリーっぽい感じ。つくられた面白さではない、知らないけど少しだけ共感できる地獄のような世界を覗き見る。

少年兵というか、ゲリラ部隊というか、過酷な環境下でチームとなり、一応均衡が取れてい…

水泡がコポコポと画面を彷徨い続ける長回しの心地良さ。無垢な少年少女が大いなる陰謀に操られて銃を握る残酷な世界だとか過酷な現実みたいなお約束の文言はこの際どうでもよくて、眼前を埋め尽くす圧巻な映像の数…