ロシアやスウェーデンの歴史を知らないし、清の時代も学校で習った程度の知識なので良い勉強になりました。いつの間にか時代も欲に駈られた人間の愚かさとそれに振り回される人々の悲しみは変わらない。これが実話とは驚きました。
時代背景に合わせたセットなどお金がかけられている映画というのが映像を見ただけでも分かる。映像もスゴく綺麗で特に寒さが伝わって来る極寒の大地の映像は迫力があります。戦闘シーンは特に爆発が迫力あります。
イヴァンとヨハン。どっちが主人公なのかよく分からず散漫としているのが気になります。ロシア側の考えが浅はかでもう少し疑い深くてもいいのではと思う。ヨハンの心情もイマイチよく分からない…。
大作映画でお金が掛かった戦争映画ですが、戦争映画として戦争の悲惨さとかそういう面のはあまり伝わって来ず熱い物はありません。
淡白で今一つといった感じの映画でした。