Cisaraghi

モカリック 修理工とボクの1日のCisaraghiのレビュー・感想・評価

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ほのぼのするナイジェリア映画。裕福な家庭のもうすぐ12歳になる男の子が、お父さんに車の修理工見習いという修行に出され、まわりの人たちに面倒を見てもらいながら1日を過ごす、というただそれだけの話なのだけど、楽しかった。ラゴスの修理工場というだけで、めちゃめちゃ視覚的新情報が多いし、セリフから得られる新情報も多くてそれだけでも面白い。車の構造についてもわかりすく教えてもらった。いつもながら、目の覚めるような大きくて派手な柄の服が素敵!
 世界的に今流行りの格差を描いた映画のひとつと言ってもいいかもしれない。こんな映画が作られるということは、階層間のギャップの問題がラゴスでも意識されているのだろう。ここでは、修理工場の人たちと裕福な家の男の子との、教育格差と情報格差が対比されている。
 最初と最後に流れる歌が全くアフリカっぽくなくてどこか日本の歌みたいだったのと(いい曲♪和む)、エンドクレジットが超短かったのに驚いた!ラゴスの空には、私の聞いたことのない航空会社の飛行機が複数飛んでいた。

主人公の男の子、将来イケメンになりそうだな~。

監督のクンル・アフォーラヤンはナイジェリアの高名な監督らしい。
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