リリー

宮田バスターズ(株)のリリーのレビュー・感想・評価

宮田バスターズ(株)(2019年製作の映画)
2.9
個人的にストーリーどうこうよりも、監督が10代で作った作品でバイトで資金を作り、友達中心に映画を作るということが本当に本当に凄いと思った。
友達と映画を作るということにめちゃくちゃ青春を感じるし、自分たちのしたいこと、好きなものをぶち込み、若さ全開って感じ。
普段SFも特撮も観ないのでそういう観点で物を考えられないのだけど、ETやエクスプロラーズのような物を感じた。
もし自分がこれを10代で観てたら今頃映画を作る人生になってたかもしれない。
今はそれ以上にしたいことがあるから映画作ろうと思わないけど、この映画にはしたいことがない人を変えられる力があると思います。
就職活動も映画会社を考えていて宣伝部門しか興味がなかったけど、就活前に観ていたら製作に関わりたいと思っていたかも、、と思った。
監督が10代で作った作品ということもあるかもしれませんが、友人中心に作った作品が形に残る物としてずっと残るって本当に素晴らしいなって思います。今回の映画祭で私が観た中では他にないものです。
10代で作ったものを数十年後に見返したら、色々と思うことがあってきっと面白い。監督らの一生の思い出になる素敵な財産だと思います。
10代でこんな完成度の高い映画を作れるなんて、これから素晴らしい監督、製作陣になるに違いないと期待しています。
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