いよら

再会の夏のいよらのレビュー・感想・評価

再会の夏(2018年製作の映画)
3.5
第一次大戦から戻ってきた兵士モルラック。英雄叙勲も受けた彼だが、ある事件を起こして収監されてしまう。その事件を解決するために軍からやってきた少佐。事件の背景はなんだったのか?そしてモルラックのそばを離れず、留置所の前で待っている犬の真意とは。

犬の物語かと思ったんですけど、ちょっと違いました。第一次大戦での、兵士たちの苦悩の物語であり、そして奥さんとのすれ違いの物語であり、という印象です。
なぜ彼が英雄叙勲を受け、でもそれを覆すような行為をしたのか。上層部と末端との違いであったり、敵方との、交流であったり、複雑ですね。それだけじゃなくて、戦場で励みになっていたはずの彼女の存在が実はそうじゃなかったのではないか、との思い込みでの行動。

忠犬な、ワンコは可愛かったです。そこまでして、気づいてほしかったんですね。
第一次大戦時は、犬も戦場に行くことがあったんだということがちょっと驚きでした。馬も戦場にいってたし、動物が戦場にいるのも普通だったんですかね。

ラストは、まぁハッピーエンドかな?誤解解けて解決して良かった。
少佐とイヌの交流がいい感じです。
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