ゆき

ユンヒへのゆきのレビュー・感想・評価

ユンヒへ(2019年製作の映画)
3.9
積雪

叔母と娘、二人の少しのおせっかいから動き出す物語。
本人たちが自分の中でねじ伏せた感情を見事に加速させていく展開。
韓国シーンの少し殺伐とした印象と小樽のシーンの温かい印象のギャップが印象的だった。
雪が積もってくれている方が、守られているようでどこか温かいんですよね。
硝子細工や手仕事感ある物で溢れた小樽の各所がとても好み。ブサ可愛ネコさんにも目は釘付けで。
「あなたに手紙を書いては出さずにいて、毎回初めての手紙のように書いている」というセリフや情緒的な言い回しが似合う作品ってとても凛として見える。

雪はいつ止むのかしら
×××
高校生の娘と二人暮らしのユンヒ。日本から1通の手紙が届く。それは韓国を離れ小樽で暮らす旧友からだった。あえて連絡を絶っていた二人は互いに想いを募らせていく。
ゆき

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