言いたいことはひとつだけで
生きろ 生きろ いきろ いきろ
Coccoが歌う姿をはじめてテレビで観た時、絶対この人精神が病んでると思った。
「強く儚いものたち」が大ヒットしたのは高校生の時で、結構衝撃を受けたし、その後出たアルバムも買っただけにかなりショックだった。ミュージックステーションだったと思うが、明らかに受け答えがズレてるし、周りの空気を読めていないし、目が狂人のものに感じられ怖かった。
が、このドキュメンタリーを観てあぁ、こういう人だったのだなと思った。
世の中の不幸や理不尽をダイレクトに受け止めてしまって、世の中に絶望して、何もできないと泣いて、けれど世界にある光をそれでも信じて、唄う。
この作品は今から15年も前だが、今も彼女は唄っているのだろう。
2023-30