カモノハシペリー

WAVES/ウェイブスのカモノハシペリーのレビュー・感想・評価

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)
3.9
タイが怪我について医者に宣告されるシーンがかなり自分にリンクして苦しかった。そのあともトレーニングしてしまう気持ちが痛いほどわかるし、そんな時に支えて欲しいのに支えられず、どんどん悪循環に陥るところは息が詰まった。その後の困難も不器用なりになんとかしようとするも一度は折れてしまう家族。事件後、妹に主人公が変わり出会いから閉塞感を脱していく様、それでも起こる問題と色彩と音楽がマッチして結末に向かっていく連動感があった。一辺倒ではなく奥行きのある物語でした。