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WAVES/ウェイブスのayappeのネタバレレビュー・内容・結末

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

心地よく音楽が流れ、綺麗な色彩が言葉にはできないいろんな感情とリンクする。
本当にいろんな感情が詰め込まれてる。
天気がいい日もあれば、悪い日もあって、タイトルのとおり、波のように、自然をお手本に、流れに身を任せて生きることが、私たちにできる唯一の道なのかも。

タイラーを見てて思うのは、本当に弱くて、ちっぽけで、アレクシスに対する態度とか本当に何やってんだよって思うけど、でも抱えている苦しさが伝わってくる。結局、お父さんも弱い人だったし。人間は完璧になんかなれなくて、だから弱音をはくことも逃げ道を作っておくことも大切なんだと思う。そうやって弱くてなんにもできなくても、それでも、寄り添うものが絶対にあって、それが愛なのかなあとエミリーとルークを見て思いました。

とにかくクライマックスのレディオヘッドが泣ける。あんな演出ずるい。
画角が変わる演出も、これは映画館で観れて本当によかった。
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