この映画について語ることは自分にとっての「愛とはなにか」を掘り下げる事だと思うんですよね。
でもそうするとアマゾンの森林を伐採しつくさんばかりの紙を費やすことになってしまいそうですし、延いては地球温暖化も止まらないしで嗚呼大変。
いやいや時代はペーパーレス!そしてここは気軽なフィルマークス!「面白かった!」で終わらせりゃ良いんです。
が、自分の中でも「愛する」一本になってしまったので雑に扱いたくない、実に面倒くさい。
この映画はそんな、人間において最大かつ最も普遍的なテーマである「愛」を若々しく、激しく、まっすぐに描いた作品です。
それ故に優しく、力強く、エグく、恐ろしく、眩しくて…逃れたくても逃れることは出来ない。
この作品で描かれる愛はまさしく海のようです。
そしてそれは過剰ともいえる音楽と光でも演出されます、これがもう本当にToo DOPEで、まさに観る麻薬!
これが合う合わないで評価が別れそうですが、僕は完全にキマってしまいました!(キマるで言えばあのシーンとても良かったです)
そんな演出も相まって目の前で起きる悲喜劇には感情を揺さぶられずにはいられません。
そして物語終盤、登場人物それぞれが勇気を持って踏み出す一歩が確かに自分を、延いてはこの世界を変えていきます。
…願わくば分断がそこかしこで起きているなか生きる僕たちも、最後には彼女達の様にありたいと思わずにはいられません。
愛こそすべてさ!